当代表部主催 WPS(女性・平和・安全保障)に関するレセプションの開催
報告:アフリカ連合日本代表部主催WPS(女性・平和・安全保障)に関するレセプションの開催


2025年3月11日(火)、国際女性デー(3月8日)の機会を捉え、アフリカ連合(AU)日本政府代表部主催のWPS(女性・平和・安全保障)に関するレセプションをAU代大使公邸にて開催しました。本レセプションは、アフリカ連合委員会(AUC)WPS特使室を含む、当地のWPS及び女性に関係する問題に率先して取り組む関係者(AUC、各国外交団)を招き、WPSアジェンダにおける当地での連携を強化していく目的で開催されました。約30名が参加し、活発な交流の場となりました。


冒頭、中川勉アフリカ連合日本政府代表部特命全権大使より、日本は引き続きWPS分野において国内外の活動・貢献にコミットしていく旨述べた上で、その具体的な取り組みの一つとして、AUCWPS特使室の事業を新たに支援する旨を発表しました。出席したマサンバ(Mr. Daniel Massamba)WPS特使室担当官からは、日本による支援に関して感謝の言葉がありました。また、当地駐在女性アフリカ大使を代表してサカラ(Ms. Rose Sakala)ザンビアAU常駐代表兼駐エチオピア大使は、アフリカ大陸における平和の実現には、特に和平プロセスへの関与を始め、政治領域での女性参画が不可欠である旨強調した上で、日本のアフリカにおけるWPSへのコミットメント及び支援に対して賛同の言葉を述べました。


なお、本イベントでは、公邸料理人により調理された日本食と日本酒が振る舞われ、さらに、ひな祭りの祝杯として甘酒が提供されました。また、会場内にひな人形を展示し、来客の挨拶の後に、当代表部員よりひな祭りの伝統や慣例について説明を行いました。日本食提供と合わせて、参加者が女性に関連する日本の伝統文化や食文化を直接体験する機会となりました。