報告:国連食糧農業機関(FAO) 連携案件「ルワンダお及びケニアにおける治水対策及び余剰水の再利用プロジェクト」の完了(対象国:ケニア、ルワンダ)
令和7年8月11日
国連食糧農業機関(FAO) 連携案件「ルワンダお及びケニアにおける治水対策及び余剰水の再利用プロジェクト」の完了(対象国:ケニア、ルワンダ)


2025年7月17日、ルワンダ共和国の首都キガリにおいて、日本国政府の令和5年度補正予算により実施されたFAO連携案件「ルワンダとケニアにおける治水対策及び余剰水源の再利用プロジェクト」の完了報告式典が開催されました。同プロジェクトは貯水池の設置や水路拡張などにより、洪水による人命、土壌侵食による農地の被害を未然に防ぐだけでなく、余剰となった雨水を農業用水としての再利用を促進するものです。ルワンダでは2つのプロジェクトを行い、2.25kmの洪水対策水路、貯水池、更には乾季でも農業を支える灌漑システムを整備し、5,775世帯(約28,875人)が裨益しました。ケニアにおいては貯水池の建設、農家と地方職員への災害対策と灌漑に関する訓練、収量向上のための認定ハイブリッド種子の導入を実施し、水害防止と農業生産拡大に大きく貢献しました。